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拉致解決なくして、国交正常化なし

そもそも日本国民が納得するわけがない。コメ25万トン、医薬品(1,000万ドル相当)に関して、日本政府が『国際機関の要請による人道援助だ』というのであれば、正々堂々と援助すればよい。人質と引き換えに援助をするような交渉に持ちこむから、逆に相手国に足元を見られるのだ。



日本は軍事力を行使できない国なので「外交力」が国家の命運を左右する。だからこそ準備に時間をかけて慎重に行わなければならないのに、小泉氏は日朝首脳会談に参院選挙や年金などの政局を持ち込んだ。しかも、目論みは外れて「国民の平均期待値以下」の成果しか挙げられなかった。

外交において、金でしか発言力を持てない低次元の首相を持つ国の国民として恥ずかしい。ODA(政府開発援助)や国連への拠出金にしても然り。

5人の拉致家族の帰国は、決して「小泉だからできた」のではない。世論の高まりとともに、機が熟したからこそここまで進展したのだ。そして「時の総理」が国民を代表するのだ。だから我々は、被害者家族の気持ちを忘れないことが必要である。チャンスはまた訪れる。「幕引き」とは、国民がこの問題に感心を持たなくなった時に起こるのだ。北朝鮮が幕引きをするのでもなければ、小泉がするものでもない。

今後心配なのは、拉致被害者家族への見当違いのバッシングだ。心無い人は、数十年も安否さえ分からない家族を持つ彼等の悲痛な気持ちが理解できないのだろうか?
by clairvoyant1000 | 2004-05-24 01:37 | 0)その他


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