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『殺されてもいい』ほどの怒りと決意は…

日本にまっとうな「世論」というものがあるとすれば、それを形成しているマスメディア(TV、新聞など)の影響がとてつもなく大きいことを私は危惧している。TVで放送していたからといって、新聞に書かれていたからといって、それを信じてしまうことがどれほど危険か分かっていない人がいる。メディアは限られたパイであり、巨大資本ほど人の目に触れる機会は多い。

しかし「事実」として報道されるものと、ある特定の意図を持って発信される「情報」とを峻別する眼を有権者は持たなければならないのだ。「ある意図を持って」と書いたが、情報の発信者であるマスメディアに携わっている者とて普通の人だ。彼らは、時として世論の空気を察して情報の方向性を見出す。日本人は空気を読むのがとても上手いと思うが、この危うい構造自体に問題があると思う。これが「今の日本の民主主義のカタチ」といっても良いくらいだ。小泉氏のメディア戦略がどこまで計算づくか分からないけど、いやはや強かな男ではある。
by clairvoyant1000 | 2005-08-29 12:31 | 2)媒体とmedia


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