#112:可笑しなニホンゴ集

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ニホンゴを構成する4要素。
1)原義と異なる意味での使用。
2)動詞を名詞の如く扱った単語の組み合わせ。
3)日本語的に略しての発音。
4)日本独自の発音での言い習わし。
 
 
 
ニホンゴ ⇒ 【正しいと思われる言葉】
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アイドリングストップ ⇒ 【stop idling】(ストップ・アイドリング)
idling stopでは「アイドリングをしたまま停車」という意味になってしまう。

アフターサービス ⇒ 【customer service】(カスタマー・サービス
アフター・ケアとカスタマー・サービスをごちゃ混ぜにして使っている。

ガソリンスタンド ⇒ 【gas station】(ガス・ステーション)
例:「日本はインド洋におけるガス・ステーションである」

カメラマン ⇒ 【photographer】(フォトグラファー)
写真を撮影する人はフォトグラファーと呼び、カメラマンは映画を撮影する人を指す。ただ、DP(director of photography)の場合は、映画の撮影監督として呼ばれる。ちなみにTVは単なるcamera operatorであり、その際は撮影ではなく(ビデオなので)収録という。

グレードアップ ⇒ 【upgrade】(アップグレード)
まるで逆さまである。

クレイム ⇒ 【complaint】(コンプレイン)
claimは、請求/主張の意味。苦情であればcomplaintをつかうべき。このクレイムとコンプレインとをきちんと使い分ける社会にならなければ、いまの消費者問題を打開することは難しい。

サマータイム ⇒ 【daylight saving time】(デイライト・セービング・タイム
もし、日本政府が導入するのであれば、この言葉の真の意味を理解してからにして欲しい。

サービス【free of charge】(フリー・オブ・チャージ)
例:申しわけございませんが、service(サービス)に「無料」は含まれておりません。(無料のサービスはある)

シルバーシート【priority seats】(プライオリティ・シーツ)
これは、2007年に「優先席」と正しく改称されている珍しい例。

スイートルーム ⇒ 【suite room】(スイート・ルーム)
同音のsweetと混同している。suiteは「一揃い」の意味で、アパートメントのLDK一戸分に相当する。

スーパー ⇒ 【super market】(スーパー・マーケット
字幕の場合はsuperimpose。米国でスーパーといえばsuperintendent(スーパーインテンデント)、つまりアパートメントの「修理担当者」のこと。

スケルトン ⇒ 【translucent】(トランスルーセント)
原意は「骨格」であるにもかかわらず、「スケル」という語感から「内部構造が透けて見える」などという意味で使われるのは納得できない。

セコハン ⇒ 【second handed】(セカンド・ハンデッド)
中古の一般はused(ユースト)や、pre-owned(プレオウンド)が多く使われる。これらの言葉は今後ますます重要になってくる。

タレント ⇒ 【talent】(タレント
本来は「才能のある人」の意味だが、日本では正反対の意味で使われている。そもそも、タレント議員/タレント弁護士って何だあ?

バイク ⇒ 【motorcycle】(モーターサイクル)
bikeは、「自転車」(bicycle)の省略形。どうしてこうなっちゃったんだろう。

バスジャック ⇒ 【bus hijacking】(バス・ハイジャッキング)
hijackは「乗っ取る」という意味。ドミネーション広告で「**ジャック」と使うのはいい加減にやめて欲しい。

ファーストフード ⇒ 【fast food】(ファスト・フード
なんの疑いもなくfirstのカタカナ表記と混同している。じゃあ、セカンド・フードってあるの?

ファイト ⇒ 【fight】(ファイト)
「戦う」という意味だが、カメダの場合は「反則」もこれに含まれる。「がんばれ!」のニュアンスであれば、Come onが妥当。

フリーダイヤル ⇒ 【toll-free】(トールフリー
無料のダイヤルとはなに? 日本のテレコム・リテラシーを停滞させているNTTコムらしい。

フリーマーケット ⇒ 【flea market】(フリー・マーケット
たしかに、蚤の市のfleaは「フリー」と発音するが、free(自由/無料)ではない。

ブレイク(する) ⇒ 【break become a hit】(ブレイク・ビカム・ア・ヒット)
以前、私がこのニホンゴを使ったら、息子にbreakthrough(ブレイクスルー)と勘違いされた。そういう意味では当たっているかも知れない。

ペーパーカンパニー ⇒ 【dummy company】(ダミー・カンパニー)
製紙会社のことである。架空(ダミー)のリサイクル紙の含有量を表示している会社も含まれる。

ホームページ ⇒ 【website】(ウェッブサイト
homepageは、最初に表示されるページのみを指す。これを理解していないバカがとっても多い。

マスコミ ⇒ 【mass media】(マスメディア
mass communicationを省略してしまっている。「マスゴミ」という造語は的を射ている。

マンション ⇒ 【apartment house】(アパートメント・ハウス)
mansionはロードアイランド州にあるカーネギーやロックフェラーなどの「豪邸」の意味。ちなみにマンハッタンにマンションはひとつも無い。「億ション」と書くなら「万ション」と書けば?

モバイル ⇒ 【cellular phone】(セルラー・フォン
mobileのカタカナ表記と推測されるが、発音するなら「モゥビル」。cellularは、基地局が「細胞」のように繋がっている電波システムに由っている。「ケイタイ」っていうのもどうかと思う。

リサイクルショップ ⇒ 【thrift shop】(スリフト・ショップ
スリフト・ショップは、あと10年後くらいに日本で脚光を浴びるであろうビジネス。

リフォーム ⇒ 【renovation】(リノベーション)
本来は政治などの「制度改革」、または犯罪者を「矯正する」という意味。政治をリフォームできない政治屋や、リフォームをよそおってお年寄りを騙す輩は、矯正させなければならない。

ロケ ⇒ 【location】(ロケーション)
ロケーション・ハンティングを短縮してロケハンなどというが、正しくはlocation scout(ロケーション・スカウト)である。これからはロケスカとでも言いますか?

#111:ニホンゴについて
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by clairvoyant1000 | 2008-03-03 09:05 | 8)文化とcalture


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