人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日本泥公団

日本泥公団_a0003694_132322.jpg日本道路公団の民営化には「淡い期待」をしていただけに落胆した。理想的な民営化案など、いまの日本で実現できるはずがないことは分かっている。何しろ日本道路公団の仕組みは、既得権益を握った歴代の道路族議員たちの「汗の結晶」(どんな汗だ?)であるからだ。



民営化委員が、腐ったファミリー企業による乱脈体質を白日のもとに曝け出した功績は認める。しかし、どんぶりを三分割してもその受け皿が大きなどんぶりであれば実態は変わらない。猪瀬氏は「8割目指して6割取るのが改革」というようなことを言っていたが、目指した1割も実現していないではないか。おそらく抵抗勢力とやらに丸め込まれてしまったのだろう。

ここに日本道路公団の体質を象徴しているものがある。
非常にセンスが悪い、というよりは「粗末」あるいは「劣悪」とも言えるロゴマーク。「Japan Highway Public Corporation」の略でJHなのだろう。「J」の上下には道を更に延ばす意気込みを無理やり表現している。企業や団体は、CI(コーポレート・アイデンティティー)に理念を込めるものだ。そういう意味で、このマークは私の知る限り史上最低のロゴマークだ。
by clairvoyant1000 | 2004-03-14 13:24 | 3)戸惑いとsurprise


<< 9-11:ブログの始まり 頑固な伝統 >>