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フランクルの言葉

フランクルの言葉_a0003694_1631457.jpg自分なんか、もう生きていてもしかたがないとつくづく思うのだけど、『それでも生きていく意味があるのではないか?』と、フランクルは言う。

心に病(自分の人生に価値を見出せずに絶望している)を持つ者に、人間の実存の意識と責任、そして実現すべき人生の意味を、平易な言葉で対話を通して発見させる治療法(ロゴセラピー)を考えた人だ。

人間は、ただ1回の生命を生き、そして死ぬ。他に取り換えることのできない存在であるという。自分がかけがえのない独自の存在であることを意識し、自分に課せられた人生を、他の誰でもなく自分で生きる責任があると。しかも、人生には必ず実現すべき価値として快楽や幸福ではなく「意味を目指すべき存在」であり、過酷な状況であっても、それを実行する意志の自由があるとフランクルは言うのだ。

人生の主要な3つの価値
創造価値:人間が何かを作り出すことによって、世界に何かを与えるという価値。
体験価値:人間が出会いと体験をとおして、世界から何かを受け取るという価値。
態度価値:どうすることもできない運命に直面したとき、その態度に対する価値。

つまり、苦境に陥っていても諦めず、淡々と、しかし無理をせず、たとえ実現できなくても、『目的意識を持つということにこそ価値がある』とフランクルは言うのだろうか?
by clairvoyant1000 | 2007-07-15 16:06 | 9)心とspirit


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