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TVを乗せたタクシー

ニューヨーク市内からタバコの広告が消えて数年経つが、市内を走るイエローキャブの広告も様変わりしている。法律規制の前まではタバコ会社が一番のお得意だったものの、今ではブロードウェイや映画などのエンターテインメント系や、テレコミュニケーションが占めている。一方、最近ではルーフトップにデジタル・ディスプレーを乗せた車両も100台ほどに増え、機動性あふれる広告を放送し始めた。



TVを乗せたタクシー_a0003694_1203165.jpgGPSが搭載されて走る地域も特定できるため、広告を効果的に使えるのだ。これに伴い、クライアントの業種も広がってきたようだ。例えば、レキシントン&58ストリート付近を走ると、最寄りのマクドナルドの場所を知らせる画面に変わり、スーパー・マーケット付近を走れば、今日のお買い得情報を知らせるといった仕組みだ。

また、個人的なメッセージを表示することもでき、バレンタインズ・デーには、愛の告白や相手に感謝を告げるメッセージの応募が殺到したという。料金は、25ドルで1時間に5回表示される。申し込みは電話で可能。街中でイエローキャブは非常に目立つので、プロモーション・イベントやタイム・サービスの告知など、カスタマイズされた広告が威力を発揮するだろう。いずれは5番街を走る全てのイエローキャブにキャンペーン情報が放送されることになるかもしれない。
by clairvoyant1000 | 2002-03-03 15:10 | 2)媒体とmedia


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