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モノやコトの名前

世の中のモノやコトには、たいてい名前がついている…と一般的には思われている。しかし、言葉で表現できないモノやコトは、じつは身の回りにたくさんあって、間に合わせの言葉や、都合の良い言葉に置き換えて使われる場合が多いようだ。
 
例えば、電話機の「#」をシャープと呼び、「*」をコメ印と呼ぶ人は多いと思うが、正式には「パウンド・キー」と「スター・キー」だ。この電話機のマークはITU(International Telecommunication Union)が定めた世界共通の規格であり、米国でも日本でも同じものを採用している。さしあたって生活するうえで困ることはないけれど、どうせなら正しい名前で呼びたいものである。

さて、電話番号を言葉で覚えるために、キーパッドの数字部分には文字が付加されていることは既に書いた。これを、「米国の語呂合わせ?」と呼ぶ人もいるかもしれないが、それは違う。語呂合わせは韻を踏むものだから、米国流にいえば、「4U」(FOR YOU)とか、「U2」(YOU TOO)が、語呂合わせに該当するのだろう。
 
昔、作家のノヴァーリスは、『目に見えるものは、目に見えないものの隣りにある。聞こえるものは聞こえないものの隣にある』といった。日頃使っている電話機に、こんな便利なモノとコトが隠されているにもかかわらず、日本では数字と言葉に合理的な互換性を持たせる習慣が無かったから、それにあたる「コト」も「モノ」も存在していなかったのだ。
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私は、人と人がコミュニケーションするうえで、この概念を使わない手はないと思い、「ロゴナンバー」と命名して日本に紹介した。どうぞ皆さん、「やわらかなあたま」(80925147)で生活の中にロゴナンバーを使ってみてください。そして、ビジネスに応用したい方はお問い合わせください。
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by clairvoyant1000 | 2005-10-27 01:35 | 6)ロゴナンバー


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