イチローの選球眼

日本国民が思っているほど、米国ではイチローや秀喜を日本人として見ていない。プロ野球界で活躍している外国人選手の出身国を日本国民が知らないのと同じである。いまやメジャー・リーグの10人に3人は外国人選手なのだから。



そんなイチローに国民栄誉賞を与えようと、日本政府は再び打診したが「野球人生を終えてから」と上手に断られたようだ。細田官房長官は、イチローに関して「今の段階で国家から表彰を受けると、モチベーションが低下するのではないか」と見当違いの苦しい政府見解を示した。

1965年、ビートルズは外貨獲得の功績でエリザベス女王からMBE勲章を授与された。しかし4年後、ジョンはアメリカのヴェトナム侵略をイギリス政府が支持していることなどを理由にMBE勲章を返還した。

この度、イチローが固辞するのは政治的な理由ではないだろうが、気持ちは良く分かる。国の権威とは進呈する側が決めるのではなく貰うべき者が認めて初めて価値があるといえるだろう。そういった意味で、彼の「選球眼」は確かだ。
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多少の例外はあるにしても、死去された人に授与するという選考基準があるようだから、今後もそうすればよい。
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by clairvoyant1000 | 2004-10-08 23:00 | 5)野球とbaseball


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