think different

日本人は「日本と米国は違う」ということは分かっていても、「同じではない」とは認識していないのではないかと思う。つまり、何かを見たり聞いたり感じたりする場合、日本人は物事を日本人全体としての常識で判断するから、米国での出来事もそれに当てはめてしまいがちである。

しかし、往々にして思い過ごしや勘違いをしている場合もあるはずだ。(それを私はパーセプション・ギャップと呼んでいる)

米国人にとってのcommonsense(常識)は、「ひとり一人が違うもの」という認識があるから、米国人全体の常識、まして暗黙の了解などというものは無いに等しい。だから『ジョーシキで考えれば分かるだろう』などと米国人に言っても通用しない。それは、日本人の常識でものを言っているに過ぎないからだ。「日本の常識は世界の非常識」というのは、こういう意味なのだと私は解釈している。

ひとつの例として交通ルールがある。マンハッタンを走るイエローキャブの機転の利くドライバーは、右折する際には一番左車線から、左折するなら一番右車線から大回りする。(私もそうする)

ルール違反ではあるが、マンハッタンで急ぐときにはこの方法に限る。交通ルールという「常識」を律儀に守っていてはいつまで経っても割り込まれてばかりで、客からたちまちブーイングが起こってしまう。

混沌としたマンハッタンの街を運転してみれば分かるが、滅茶苦茶なようでいて統制が取れており、大きな事故も起こらない。必要最低限のルールさえ守っていれば、あとは臨機応変に対応してこそ車もスムースに流れるというもの。違反チケットは容赦なく切られるが、それは自己責任ということ。

さて、HSBC銀行のブランド・キャンペーンユア・ポイント・オブ・ビューはとても興味深い。ふたつの写真を交互に並べて、視点を変えれば反対の意味にも捉えることができるというもの。「人はそれぞれに異なる見方を持つ」との考えにもとづき、多くの人々の意見を歓迎する企業であることをアピールしているのだ。

物の見方や価値観の相違をつねに考えるということは、スティーブ・ジョブズの遺言「think different」にも通じるものだと思う。

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# by clairvoyant1000 | 2011-10-29 08:00 | 8)文化とcalture

R.I.P. Steve Jobs

アップルと私の付き合いは、1991年から始まった。
ニューヨーク支社で支給されたマッキントッシュ・クラシックIIが最初の出会いだ。

とても可愛くて、頬擦りをしたくなるほどだった。カバーをガバッと開けると、内側に複数の製造者のハンドライティングのサイン(エンボス)が書かれている値打ちものだ。

ダイヤルアップ回線のインターネット(AOL)に接続し、様々なウェッブサイトを見ながら、このコンピューターから世界と繋がっているような気がした。

他のスタッフは早々と帰ったあとの誰もいないイーストビレッジのオフィスで、私はキリン・ビールのTVコマーシャルの見積書を書いていた。

窓の外は雪。どうやら積もりそうな勢いだ。誰かが近くでサックスの練習をしている。いや、このスゥイングはプロのストリート・ミュージシャンかも知れない。

どうしてニューヨーク時代のことを、こんなに鮮明に思い出せるのだろう?まるで、昨日のことのように。



彼の悲報をラジオのニュースで聞いて、すぐに彼が作った名器「クラシックII」のことを思い出したのだ。

天才は、思う存分に生きた。
そしていい時に死んだのだ。
ジョン・レノンのように。

スティーブ・ジョブス。
私は、あなたからのメッセージ
「Think Different」を大切に
そして自分も
常にユニークでありたいと思っている。
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# by clairvoyant1000 | 2011-10-07 07:14 | filler

家族とは... 「なっていく」ことなんだ!



(Na)
家族は、
最初から家族なわけじゃない。

一日、いちにちを
大切に積み重ねることで
家族は「家族」になっていく。

だいじょうぶ。つながっているから。

ギャップ・イヤーの旅(1990-2007年)


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# by clairvoyant1000 | 2011-09-21 12:49 | 9)心とspirit


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